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【台湾の歴史の本】知識ゼロでも分かる、オススメの一冊

台湾 歴史 本

台湾の歴史を、イチから知りたい!

台湾旅行を目前にし、そう思った私は、台湾の歴史に関する本を、3冊読んでみました。

その中の一冊、伊藤潔さんの「台湾〜四百年の歴史と展望〜」という本が、

すっごく分かりやすくて、勉強になりました!

ということで、このページでは、「台湾〜四百年の歴史と展望〜」が、どんな本か、ご紹介します。

私と同じように、旅行前に台湾の歴史をザックリ知っておきたいという人や、台湾の歴史に単純に興味があるという人は、ぜひ参考にしてみてください。

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台湾の歴史に関して、知識ゼロでも理解できる本

台湾 四百年の歴史と展望

私は、学生の頃から歴史が苦手でした。

学校の授業である程度習ったはずですが、スッカリ抜け落ち…台湾の歴史に関する知識は、ほぼゼロ状態。

知ってたことは、「日本が占領してた時期がある」ってことくらい。。

そんな私でしたが、

「台湾〜四百年の歴史と展望〜」は、グイグイ読めました。

なぜかというと、台湾の歴史の流れに沿って、1つ1つ分かりやすく丁寧に教えてくれるから。

「わからない言葉だらけで、チンプンカンプン!」って感じには、なりません。

ただ起こった出来事を羅列していくような本ではなく、

その背景だったり、出来事同士のつながりもしっかり説明していくれているので、「なるほどなー」って理解できるし、素直にスラスラと読み進められます。

そして、文章自体も柔らかくて、読みやすい。

イチから台湾の歴史を、学んでみたい人にとっては、めちゃくちゃありがたい本!

台湾の歴史本「台湾 四百年の歴史と展望」が、教えてくれること

この本は、ポルトガル人による「台湾」の発見から、

オランダ→スペイン(一部)→鄭成功→清→日本→国民党政権

と続く、支配の流れに沿って、台湾という島で何が起こったのか、順番に教えてくれます。

続きが気になる…!状態で、読めます。

私は、本を読む前まで、

・どうして台湾人には、日本が好きな人が多いって言われてるんだろう?
・日本の支配時代、台湾にどんなことをしたんだろう?
・他の支配国と比べて、日本の支配はどうだったんだろう?
・「台湾」と「中国」の関係には、どんな理由があって今の状態になってるんだろう?
・どうして台湾は、日本と国交がないんだろう?
・国民党と民進党は、それぞれどんな歴史を持っているんだろう?

こういうった初歩的な疑問を持ってましたが、全部この本が答えを教えてくれました。

そして、この本を読む前には考えたことすらなかった、

・台湾の、先住民のこと
・鄭 成功という存在
・台湾がなぜ爆発的な成長を遂げたのか

などなど、プラスアルファのことも、たくさん知ることができました。

おかげで、台湾旅行へのワクワクが倍増。

その国の歴史を学ぶと、「その地に足を踏み入れる」ってことに対してだけでも、テンション上がってきます。

台湾歴史の本「台湾〜四百年の歴史と展望〜」の著者、伊藤 潔さんの紹介

この本の著者、伊藤 潔(いとう きよし)さんは、1937年生まれ。

歴史学者の方です。

東京大学の大学院を出られている方で、日本統治下の「台湾」で生まれたそうです。

台湾の方となると、意見の偏りとかありそうなものですが、

伊藤さん自身も、あとがきで、

日本人の読者を対象にしているからといって、日本の台湾支配に対する批判を避けたり、遠慮もしていない。ひたすら読書に「台湾」を紹介することを心がけたつもりである。

と述べているように、「偏り」を感じる内容になってなかったのも、この本の良かったポイント。

なるべく事実に沿った歴史を学びたいと思ったら、こういう部分も大事ですよね。

他に読んだ台湾の歴史本2冊も、ザックリ紹介

台湾の歴史に関する本は、全部で3冊読んだと冒頭で書きました。

ということで、残りの二冊もザックリ紹介します。

日本と台湾

台湾と日本の関係が、メインに書いてある本。

1つ1つの出来事は、結構詳細に書かれていて、そんなことあったんだーって面白い部分もあるのですが、

かなり意見に偏りがあるような気がして、読んでるうちにどこまで信じていいのか、不安になってきます。。

しかも、台湾の歴史の流れに沿って、書かれているわけでもありません。

ということで、もし読むなら、二冊目以降に読むことをオススメします。

一冊目に、この本を読んだら混乱するかも…

台湾に生きている「日本」

台湾という地に、日本が残してきた爪痕を紹介してくれる本。

「台北の〇〇には、こういう背景があってね」って感じで、スポットごとに歴史を教えてくれます。

台湾の名所を訪れる予定がある方は、この本読んでおいたら倍楽しめると思います。

そして、私が、一番面白く感じたのは、「台湾の言葉となった日本語」という章。

日本占領の時代があったので、台湾には、そのまま残ってる日本語が結構あるという話。

例えば、

・アイサツ
・イチバン
・ウンチャン(タクシー運転手)
・オバサン、オジサン

などなど、かなりたくさん載ってます。

地域によって、浸透度はだいぶ違うみたいですが、そんなにあるの!?って結構驚きです。

実際に、「イチバン」とか現地で使って、通じるか試してみたい!

台湾歴史の本「台湾〜四百年の歴史と展望〜」まとめ

ということで、台湾の歴史をイチから学んでみたい、という方はぜひ「台湾〜四百年の歴史と展望〜」を読んでみてください。

余裕があれば、他の本もプラスアルファで読んだら面白いと思いますが、

一冊目にチンプンカンプンな本を読んじゃうと、せっかくの好奇心がしぼんでしまうので、一冊目は、「台湾〜四百年の歴史と展望〜」がオススメです。

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